■出版社 [白泉社:花丸文庫] ■イラスト [高宮東] □状態/ A…焼けなし、汚れなし 瑠璃という名の美しい青年は、六年もの間屋敷に閉じこめられていた蒐集家お気に入りの芸術品だった。―狩谷修兵は大学に通いながら会社を経営している。早くに両親を亡くし、事業家・階堂惣一朗からの援助を受け育った。ある日、階堂から呼び出され、会社への出資を条件に瑠璃を引き取るよう頼まれた狩谷は、戸惑いつつも引き受ける。同居生活を始めるうちに、人形のようだった瑠璃は次第に感情豊になっていた、狩谷には瑠璃を守りたいという気持ちが芽生えてきて… |