■出版社 [ワンツーマガジン社:アアルノベルズ] ■イラスト [タカツキノボル] □状態/ A…焼けなし、汚れなし 教主である父によって、教団に融資する男達へ身体を捧げる、巫女としての役割を強いられてきた珊瑚。篭の鳥として生きていた彼が教団から逃げ出し、行き倒れていた所を拾ったのが大学生の元親だった。咄嗟に記憶喪失と嘘をついた珊瑚に、年下の青年は何も聞かずに居場所を作ってくれた。温厚な元親と穏やかで優しい日々を過ごすなかで、彼に何も返すことができない珊瑚は、ただ一つ自身に残されたその身体を恩返しにと委ねようとしたが… |