■出版社 [心交社:ショコラHyperノベルズ] ■イラスト [かんべあきら] □状態/ A…焼けなし、汚れなし 檜々木伯爵家の長男、高彦は幼い頃から体が弱く同い年の家従、能嶋修二だけが友達だった。しかしある日、「許してくれとは言いません。憎んでください」―修二はそう言って高彦を無理やり犯し姿を消してしまう。十一年後、高彦は檜々木家の当主となっていたが、家は破産状態に陥っていた。援助者を捜すため友人の招待でパーティに出向いた高彦は、そこで今を時めく実業家として成功した修二と再会する。修二に対する憎しみのいまだ癒えぬ高彦だったが、彼が檜々木家の債務を引き受けたことを知り… |