■出版社 [竹書房:ラヴァーズ文庫] ■イラスト [後藤星] □状態/ D…少々焼けあり、小口一部汚れあり 岸本冬は行方不明の父の探偵事務所をひとりきりで切り盛りしていた。その事務所の前で、ある日、綺麗な青年が倒れているのを発見する。どこか浮き世ばなれした青年は、記憶の一切を失っていた。手がかりは握り締めていた琥珀色の石と過去を読む不思議な力を持っているという事…。冬は青年に琥珀と名づけ、一緒に住む事にするが、冬に拾われた日以来、琥珀は生まれたばかりの雛のように冬にべったりになった。冬以外は誰の言う事も聞かず普段はひたすら眠っている。そんな様子に手を焼きながらも冬は次第に琥珀に惹かれていくのを感じていた。このままずっと一緒にいられたら…。そう願う冬の心とは裏腹に、飛び込んできた1件の依頼が2人の運命を変える… |