■出版社 [白泉社:花丸文庫BLACK] ■イラスト [陸裕千景子] □状態/ A…焼けなし、汚れなし 鬼が見える柳谷潮と、人を食べられない優しい鬼。幼い頃に出会い一度離れ離れになった二人だったが、潮が18の年に再会を果たす。深く慕い合い、身も心も相手に溺れきる傍ら、近づく8年ぶりの伝統の祭り―豊穣祭。大祭の満月の夜、潮は大好きな鬼とずっと共にいられるよう篝火に願う。しかし、運命は残酷だった。なぜか鬼が急激に痩せ衰え始めたのだ。詰め寄った潮に鬼は答えた。潮の息の根を止める、その衝撃の事実を。新月までに潮を食べなければ、鬼は霧となって消える… |