■出版社 [笠倉出版社:クロスノベルズ] ■イラスト [街子マドカ] □状態/ A…焼けなし、汚れなし 唯一の肉親だった祖母を亡くし、思い出の残る家でひっそり暮らす遼の仕事は小説を書くこと。ある夏の日、魔窟化した部屋で遼は医師の久瀬に発掘される。生活能力ゼロの自分に呆れず普通に扱ってくれた久瀬は、遼にとって新鮮な存在だった。かけられる他愛ない言葉は祖母の死で止まっていた時間を動かし、いつしか久瀬の来訪を楽しみにするようになっていた。だが、その優しさは自分に似ていた"誰か"に向けられたものと知り、彼を拒絶してしまう。そして遼は、怒りに満ちた久瀬に強姦されてしまい… |