■出版社 [白泉社:花丸文庫BLACK] ■イラスト [兼守美行] □状態/ A…焼けなし、汚れなし 秋の前に現れた青年からは恋人と同じ甘い煙草の香りがした―施設で育ち苦労して内科医となった秋は、恋人を失ったのと同時に職も住処もなくし途方に暮れていた。街に佇む秋に声をかけてきた純也に誘われるままに入ったバーで飲み慣れないカクテルを飲んだ秋は、懐かしい甘い煙草の香りに誘われるように純也と唇を重ね、悲しくつらい現実から逃れるように、そのまま身体も重ねてしまう。「どうせ部屋も余ってる」という純也と、帰る場所のない秋は同居生活を始めるが… |